昨日受講したセミナーになりますが、とてもよかったので学びを書き残しておこうと思います。
(セミナー概要のページが非公開になってしまったようで、リンクが貼れず残念。。)
キーワードは「脆弱な急所」
なんですか、それ?
って声が聞こえてきそうですが、今回のセミナースライドにも、「これが今日お伝えしたい肝」と明記されるぐらい、大事なポイントのようです。
要は、「ここが想定と違ってたら、そもそもこの事業は成り立たない」というポイントのことを「脆弱な急所」と呼んでます。
例えば、「AIを使って業務改革をしたいんです」「AIを導入したら、こんな業務フローになって、作業工数が大幅に短縮されて、こんなメリットがあるんです」みたいな話があったとします。
なるほど、たしかにAI導入後の業務フローはとても立派で、これが実現できればメリットが得られるんでしょう。
でも、ちょっと待ってください、ということなんです。
AI導入するって言いますが、肝心のAIを開発するためには「データ」が必要なんですよね。そもそも学習に必要なデータ、あるんですかね?ってことです。
想定する業務フローを実現するために、どの程度の精度のAIが求められるかにもよりますが、学習に耐えうる質の高いデータが一定量ないことには、この計画は頓挫してしまいます。
つまり、こういうところが「脆弱な急所」と言われるところです。
「脆弱な急所」は変化する!
急所を特定し、「なんとかなりそうだ」となったとします。
やれやれ、と思っていたら、次なる問題が急浮上!
これが新たな「脆弱な急所」として、立ちはだかってきます。
急所は放置しておくわけにはいかないので、みんなで寄ってたかって解決すれば、それはいずれ急所ではなくなる、ということです。
そして、次なる課題が見えてきて、それを解決する。
新規事業という未知なるビジネスを始める際は、このように急所は変化するものであり、急所が見える(見極められる)と、自分たちが次に何を検討すべきか見通しがよくなり、モヤモヤが晴れる、ということです。
このモヤモヤが晴れていく体験を通じて、自分たちの勝ち筋も見えてきたらしめたもの!
逆に、「これはムリ筋」だと判明して、検討をストップする、ということもあるかもしれません。
いずれにせよ、「脆弱な急所は変化する」ということを弁えて、いまは何に集中すべきか、みんなで共通認識を持って取り組む、ということが大事なポイントですね。
まとめ
ケンブリッジさんのセミナーは本当にわかりやすくて、ためになります。
いまちょうどセミナー祭りと称して、毎週面白そうなテーマで開催されていますので、興味があれば、下記リンクを覗いてみてはいかがでしょうか。
(私は来週のセミナーも参加予定)