50代ITエンジニアの積み上げ日記

50代からの学び直しブログ

【セミナーメモ】新規事業企画を「これならやれそう」に磨き上げるケンブリッジ流5つのサイクル

昨日受講したセミナーになりますが、とてもよかったので学びを書き残しておこうと思います。

セミナー概要のページが非公開になってしまったようで、リンクが貼れず残念。。)

 

キーワードは「脆弱な急所」

 

なんですか、それ?

 

って声が聞こえてきそうですが、今回のセミナースライドにも、「これが今日お伝えしたい肝」と明記されるぐらい、大事なポイントのようです。

 

要は、「ここが想定と違ってたら、そもそもこの事業は成り立たない」というポイントのことを「脆弱な急所」と呼んでます。

 

例えば、「AIを使って業務改革をしたいんです」「AIを導入したら、こんな業務フローになって、作業工数が大幅に短縮されて、こんなメリットがあるんです」みたいな話があったとします。

 

なるほど、たしかにAI導入後の業務フローはとても立派で、これが実現できればメリットが得られるんでしょう。

 

でも、ちょっと待ってください、ということなんです。

 

AI導入するって言いますが、肝心のAIを開発するためには「データ」が必要なんですよね。そもそも学習に必要なデータ、あるんですかね?ってことです。

想定する業務フローを実現するために、どの程度の精度のAIが求められるかにもよりますが、学習に耐えうる質の高いデータが一定量ないことには、この計画は頓挫してしまいます。

 

つまり、こういうところが「脆弱な急所」と言われるところです。

 

「脆弱な急所」は変化する!

急所を特定し、「なんとかなりそうだ」となったとします。

やれやれ、と思っていたら、次なる問題が急浮上!

これが新たな「脆弱な急所」として、立ちはだかってきます。

 

急所は放置しておくわけにはいかないので、みんなで寄ってたかって解決すれば、それはいずれ急所ではなくなる、ということです。

そして、次なる課題が見えてきて、それを解決する。

新規事業という未知なるビジネスを始める際は、このように急所は変化するものであり、急所が見える(見極められる)と、自分たちが次に何を検討すべきか見通しがよくなり、モヤモヤが晴れる、ということです。

 

このモヤモヤが晴れていく体験を通じて、自分たちの勝ち筋も見えてきたらしめたもの!

逆に、「これはムリ筋」だと判明して、検討をストップする、ということもあるかもしれません。

 

いずれにせよ、「脆弱な急所は変化する」ということを弁えて、いまは何に集中すべきか、みんなで共通認識を持って取り組む、ということが大事なポイントですね。

 

まとめ

ケンブリッジさんのセミナーは本当にわかりやすくて、ためになります。

いまちょうどセミナー祭りと称して、毎週面白そうなテーマで開催されていますので、興味があれば、下記リンクを覗いてみてはいかがでしょうか。

(私は来週のセミナーも参加予定)


www.ctp.co.jp