今日の日経新聞に掲載されたこの記事。
本業で金融機関のシステム開発に携わっている人間として、このニュースのインパクトはかなり大きかったです。
正直「マジか!」って感じで受け止めました。
みんなの銀行については、こちらの記事にも書きましたが、開業に向けての行員の挑戦の物語が熱い。新プロジェクトXで紹介されてもおかしくないぐらい、感動させられました。
日経記事の余波がかなり大きかったのか、ふくおかFG社長が火消しとも思える会見を行ったそうです。
とは言え、27年度に黒字化見込みが立たないと判断した場合は、単純撤退としないながらも方向転換も止む無し、と考えているようです。
調べてみると、4/1の人事異動で執行役員の入れ替えも行っていて、すでに布石が打たれている感じもします。
みんなの銀行はGoogle Cloud上で銀行システムを動かすということで、業界的にもかなり革新的な取り組みをやって注目されました。
銀行の旧態以前としたレガシーなシステムから脱却し、モダンでアジャイルな開発で業界をリードする面白い銀行が誕生したことをワクワクした思いで見ていました。
それがもし撤退ということになったら、革新的な挑戦する機運がいっきに尻すぼみになってしまうのではないか。
金融業界で仕事をする人間として、それはすごく残念なことです。
私はみんなの銀行の挑戦に敬意を表したいし、たとえどのような結果になったとしても、必ずリベンジしてくれる人達だと信じています。
彼らの挑戦から学ぶことは大変多いですし、彼らの熱をDNAとして受け継ぐ人が育っているのではないかと期待しています。
ぜひ、こちらの本を読んでみてもらえたら、うれしいです。