早稲田MBA Essentials 2024春の第10回目の講義(24春の最終回)について、感想など書き残しておこうと思います。
第9回の内容はこちらに書きました。
第10回:企業経営とコーポレートエシックス(企業倫理)
会社の経営陣、マネージャー層にとっては重要なテーマだったと思いますが、現場で作業する私にとっては、縁遠いテーマでした。
日頃新聞やニュースで見聞きする範囲の知見しかありませんでしたが、企業が直面する社会課題や、関係するステークホルダーの変化・動向について学ぶことができました。
その中で、初めて聞くキーワードがいくつかあったので、書き残しておきます。
以下、Perplexityで検索した結果を掲載
- ダイベスト
-
ダイベストメントとは、投資している金融資産を引き揚げることを指します[1][2][4]。具体的には以下のような行為を含みます:
1. 株式や債券を売却すること
2. 企業が自社事業を売却すること
3. 銀行や投資会社が他社への融資を停止すること
4. 銀行口座から資金を引き揚げること近年、ダイベストメントは特にESG(環境・社会・企業統治)の観点から注目されています[1][3]。主に以下のような理由で行われています:
1. 環境問題への対応:特に石炭や石油などの化石燃料関連企業からの投資撤退が増加しています[1][2][4]。
2. 社会的責任:タバコ産業や武器産業など、社会や健康に害を及ぼすとされる企業からの投資撤退も行われています[1][2]。
3. リスク管理:将来的に価値が下がると予想される「座礁資産」からの撤退を意味する場合もあります[4]。
ダイベストメントは、企業に対してESG経営を促す手段の一つとして機能しており[3]、投資家だけでなく、個人レベルでもエシカル消費の一環として捉えられることがあります[3]。
このように、ダイベストメントは単なる投資撤退を超えて、持続可能な社会の実現に向けた重要な手段として認識されつつあります。
Citations:
[1] https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ta/A03237.html
[2] https://ideasforgood.jp/glossary/divestment/
[3] https://www.asahi.com/sdgs/article/14586316
[4] https://eleminist.com/article/405
[5] https://350jp.org/about-divest-invest/
-
- 座礁資産
-
座礁資産(ざしょうしさん、英語: stranded assets)とは、市場環境や社会環境の急激な変化により、価値が大幅に減少する資産を指します。特に注目されているのは、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料資産です。これらの資産は、地球温暖化対策として二酸化炭素排出量の削減が求められる状況下で使用できなくなり、その結果、資産価値が大きく下がると考えられています[1][2][3][4][5]。
座礁資産の主な要因には以下が挙げられます:
- **環境問題**(気候変動、自然資本の劣化など)
- **資源の枯渇**(シェールガスの豊富さ、リン酸不足など)
- **新政府の規制**(炭素価格税、大気汚染規制など)
- **クリーンテクノロジーのコスト低下**(太陽光発電、風力発電、電気自動車など)
- **社会規範と消費者行動の進化**(化石燃料の売却キャンペーン、認証制度など)
- **訴訟と法解釈の変更**(カーボン責任、信認義務、開示要件など)[1][2][3][4][5]この概念は、2011年に国際環境NGOのCarbon Tracker Initiativeが発表した報告書「Unburnable Carbon」で初めて提唱され、その後、オックスフォード大学のSmith School of Enterprise and the Environmentによってさらに普及しました[2][3]。
Citations:
[1] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%A7%E7%A4%81%E8%B3%87%E7%94%A3
[2] https://sustainablejapan.jp/2016/05/22/strandedasset/18377
[3] https://pps-net.org/glossary/106517
[4] https://www.amita-oshiete.jp/qa/entry/015445.php
[5] https://rechroma.co.jp/column/15073.html
-
-
グリーンウォッシュ
-
グルーンウォッシュとは、企業や組織が実際には環境に配慮した行動をとっていないにもかかわらず、環境に優しいイメージを演出し、消費者を欺く行為を指します[1][2][3]。
この用語は、環境に配慮した「グリーン」と、上辺を取り繕うという意味の「ホワイトウォッシュ」を組み合わせた造語です[1][2]。グリーンウォッシュの主な特徴として:
1. 環境配慮を装いながら、実際には環境に悪影響を与える行動をとっている
2. 環境への取り組みを誇張または虚偽の主張をする
3. 消費者の環境意識を利用して、製品やサービスの販売促進を図るグリーンウォッシュの具体例には以下のようなものがあります[3]:
- 環境に優しいと謳いながら、製造過程で大量の二酸化炭素を排出している製品
- 天然成分が多く含まれているように見せかけるパッケージデザイン
- 環境への悪影響が懸念される製品に、自然を連想させるデザインを採用するグリーンウォッシュは以下の理由で問題視されています[3]:
1. 消費者の誤解を招き、環境に配慮していない企業の利益を増やしてしまう
2. 本当に環境に配慮している企業との差別化を困難にする
3. 消費者の環境意識や信頼を損なう可能性がある企業がグリーンウォッシュを避けるためには、環境への取り組みを透明性高く、具体的な数値や事実に基づいて開示することが重要です。また、消費者も製品やサービスの環境への影響を批判的に評価し、グリーンウォッシュに惑わされないよう注意する必要があります。
Citations:
[1] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0
[2] https://ideasforgood.jp/glossary/greenwashing/
[3] https://spaceshipearth.jp/greenwash/
[4] https://j-net21.smrj.go.jp/qa/org/Q1470.html
[5] https://www.tokyo-cci.or.jp/kentei/column_greenwash/
-