組織学習というものを考えるとき、「学びってなんだろう?」という問いが浮かんできます。
最近読んだ「ウィニングカルチャー」でも「学ぶというのは、自分の足りないところを認める作業」として述べられています。
「自分は完璧だ!」
「自分の足りないことを認めたら、給与を下げられかねない」
そんな思いから、自分の足りないことを認めたくない、思わず抵抗したくなる。
「いまさら何を学ぶんだ!」
学びそのものを自分から遠ざけることで、不安解消を図ろうとする人も多いかもしれません。
「ウィニングカルチャー」ではこのように文章が続きます。
本来は誰でも、いくつになっても学ぶほうがいい。
誰もが心の奥ではそうわかっていながら、その思いを素直に表明できていませんでした。
そこから変える必要があったのです。
私も50代から学びを再スタートさせましたが、生活の張りが全く違って感じます。
あくまで個人の感想ですが、以前と比べて、心身ともに充実している感が半端ないです。
学ぶことで自身がケアされてる、そんな感覚があります。
学ぶということについては、最近、安斎さんがVoicyで学習観と評価制度を絡めてnote記事をまとめてくれていますが、これがとても面白いかったです。
ドラゴンボール、キングダム、ワンピースの3つの漫画を通して、学習観と評価システムについて整理されています。
現実世界では、これらが混じり合った状態で甲乙つけがたいことが多くて、結局は最終評価者の主観で査定されているように思います。
(これは私の勝手な思い込みかもしれません。ちゃんと査定されている優秀な組織マネージャーの皆さん、失礼しました)
ただ、ここで大事なことは、
- 自分たちの組織がどういう学習観を理想とするのか
- 評価基準を共有・共感し合えているかどうか
ということではないかと考えています。
いま自社ではまさにこの評価制度の仕組みを見直している真っ最中ということもあり、この記事がとても素晴らしかったので、書き残しておきました。