50代ITエンジニアの積み上げ日記

50代からの学び直しブログ

伊勢志摩旅行記(前編)

今日は家族旅行で伊勢志摩に行ってきたことを書き残しておこうと思います。

 

最初に正直な感想を書いておくと、これまで数々の旅先で思い出を作ってきましたが、今回ほど濃密かつ五感を刺激された旅はありませんでした。

 

旅のふりかえりをしながら、つらつらと書いていこうと思いますが、よかったら最後までお付き合いください。

だらだらとどうでもよいことをあれこれ書くのは得意なので、1日目を前編、2日目を後編として書いていこうと思います。

 

まず、本日は1日目の前編から。

 

伊勢志摩でお祝いがしたい!

いまから約7年前、世界の要人を招いて開催されたG7伊勢志摩サミット。

どれほど素晴らしい場所なんだろう。

「伊勢海老が食べたい」「釣りがしたい」と言う息子の要望を叶えるためでもあったのですが、一つの節目を無事迎えることができた記念に家族でお祝いをすることにしました。

宿泊先は、まさにG7伊勢志摩サミットが開催された、志摩観光ホテル ザ・クラシックです。

icotto.jp

 

いきなりハプニング?!

東京からの所要時間は約5時間、名古屋で近鉄特急に乗り換える行程ですが、なんと、いきなりハプニングに遭遇しました。

まさか、まさか、東京で新幹線の出発が10分遅れ、必然的に名古屋での乗り換え時間も10分短くなってしまった結果、たった5分で乗り換えないといけない事態に!

 

ヤバイ、走れっ!

 

キャリーを引っ張りつつ、名古屋駅構内をサインを頼りに近鉄線乗り場にダッシュで向かいます。

 

あった、着いたぞ!

 

しかし、なんと無情にも目の前で予約していた特急電車が出発してしまうではありませんか!!!

 

マジかよ!ありえない!!

 

近鉄の係員に掛け合って、なんとか無理を聞いてもらって、次の特急電車の座席を確保することはできたものの、1時間待ちぼうけをくらうことになりました。

 

なんてこった!

 

いきなりこんなハプニングから始まった今回の旅行。

しかし、ふりかえってみると、これは厄落としだったのかな、と笑い話になりました。

 

では、続いて伊勢志摩に着いてからのお話になります。

 

伊勢志摩に着いた!

名古屋から近鉄特急に乗り換えて伊勢志摩に向かうと、終着駅は賢島(かしこじま)。

賢島は以前は徒越島(かちこえじま)と呼ばれていて、潮が引いたときに歩いて渡る島だったそうです。(賢島マップより)

 

さて、本日の宿である志摩観光ホテル ザ・クラシックには送迎バスでほんの数分で到着。

チェックインの手続きを済ませた後は、2Fのゲストラウンジでくつろぎタイム。

このゲストラウンジは宿泊者が自由に使えるスペースで、空港のラウンジサービスのように、自由に飲食ができる、とても素敵な空間で、英虞湾(あごわん)を目の前にした眺望が本当に素晴らしかったです。

テラス席にはリクライニングシートやボックスシートもあって、陽光を浴びながら自然との一体感を満喫することができます。

このゲストラウンジのスタッフから「夕陽の沈む頃の景色が素晴らしいので、その頃またぜひお越しください」とお聞きしたので、それまでの間、しばしホテル館内、周辺を散策してみることにしました。

 

G7サミットゆかりの場所巡り

ホテルにはG7サミットで実際に使用された丸テーブルが2台(1Fのレストランと2Fのザ・クラブ)、参加各国の国旗とともに館内に展示されています。

椅子にも座ることができるので、絶好の記念撮影ポイントですね。

ザ・クラブは伊勢志摩サミットギャラリーとしていろんな展示がされていますが、その中には各国代表のサインもありました。

 

ザ・クラブの庭園には桜の花が咲き誇っていて、とても綺麗でしたね。

この庭園の一角には、昭和天皇が読まれたお歌の記念碑もありました。

昭和天皇もこちらのお宿がお気に入りになられ、5度ほど行幸されてるそうです)

 

ザ・クラブを出た後は、志摩観光ホテル ザ・ベイスイートへ。

このザ・ベイスイートは50室すべてがスイートルームという、ザ・クラシックからは350mほどの距離のところに建てられた超高級ホテルです。

ザ・ベイスイートには屋上庭園があり、英虞湾を一望することができます。

こちらでもG7サミットの記念撮影が行われているんですね。

道すがら、ウグイスの鳴き声や桜の花を愛でながら、散策を楽しみました。

 

さて、散策でしっとりと汗をかいたこともあり、夜のディナーの前にさっぱりしておきたいところ。

 

でも、実は志摩観光ホテルには大浴場がないんです。

 

えっ?なぜ?

 

って思う人がいるかもしれません。

私も最初そう思いました。

 

理由は志摩観光ホテルの創業に由来します。

簡単に言ってしまうと、創業の由来が「伊勢志摩で作られた真珠の買い付けに来られた外国客(バイヤー)をおもてなしするために作られた」ため、温泉旅館・ホテルといった類ではない、ということです。

 

なので、ホテルではお部屋のユニットバスを利用することでしか汗を洗い流せないんですね。

 

でも、ちょっと味気ないですよね?

そういうお客様向けに、賢島宝生苑(ほうじょうえん)の日帰り入浴の優待券サービスがありますのでご安心を。

 

では、次はこの賢島宝生苑についてのお話になります。

 

賢島宝生苑も素晴らしい!

ザ・クラシックからの送迎で賢島宝生苑の日帰り入浴を利用してみたんですが、このお宿、まずエントランスに入って視界に飛び込んでくる赤い絨毯のインパクトがすごいんです!

https://www.hojoen.com/facilities/

 

これには家族でとてもビックリさせられました。

個人的には、20年近く前だったでしょうか、石川県の和倉温泉 加賀屋に宿泊したことがあり、そのときと似た衝撃を受けました。

 

賢島宝生苑に話を戻すと、館内のインパクトだけでなく、お風呂自体も本当にすごいんです!

掛け値なしの天然温泉で、お肌がつるっつるっになります!

美白効果もあるんじゃないか、って思うぐらい、子供の肌も白くなったように感じました。

もちろん、眺望も最高です!

露天風呂が2箇所あるんですが、1つは庭園露天風呂になっていて、植栽に囲まれた空間で、時の流れを忘れさせてくれるような、そんな静寂なひとときを過ごせました。

 

こちらのお宿はG7サミットで日本国関係者の宿泊先として利用されたそうですが、温泉好きの日本人の国民性を象徴しているエピソードですよね。

 

さて、汗をさっぱりと洗い流した後はディナーとなるわけですが、ちょっとその前にゲストラウンジに立ち寄ります。

 

「夕陽の沈む頃の景色が素晴らしいので、その頃またぜひお越しください」

 

この言葉通り、本当に素晴らしい光景を写真に収めることができました。

(家族写真のため、こちらには掲載できないのが残念です)

 

至福のひととき

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

つらつらと書いてきましたが、ようやく1日目の最後のお楽しみの時間(とき)を迎えました。

 

この時間(とき)を過ごすために、正装の身支度も整えて、レストランへと向かいます。

 

子供は最初とても緊張していましたが、それでもようやく念願叶って伊勢海老が食べられるとあって、ドキドキワクワクする気持ちでいっぱいの様子。

そんな子供の表情を見て取れるのも、親としての醍醐味ですね。

ここまでよく育ってくれたことへの感謝の思いも込み上げてきました。

 

この先、美味しいお料理に舌鼓を打ったわけですが、あれこれ書くのも野暮ったくなりそうなので、読者の皆さんのご想像にお任せしたいと思います。

 

一つだけ書き残しておきたいことは、私たちのテーブルにサーブしてくれたスタッフの方のお心遣いが本当に素晴らしかったこと。

今回のディナーの主賓は子供なわけですが、子供扱いすることなく、1人のゲストとして応対していただけたことに感動しました。

最後には、「またぜひお越しください」とそのスタッフの方が自ら子供に名刺を差し出してくれたことにもビックリ!

子供にとっては、生まれてはじめてもらった、記念の名刺になりました。

私たち家族にとっても、生涯思い出に残る記念の日になったね、と喜び合って笑顔がはじける最高の瞬間、まさに至福のひとときを過ごすことができ、大・大・大満足で1日目を終えました。

 

2日目のお話はまた明日綴っていこうと思います。

 

それでは、また。