キャリア自律にちなんだキーワードとして「キャリアコンピタンシー」というものがある。
下記記事の文章を再構成したものにはなるが、紹介したい。
キャリアコンピタンシーとは、「生き抜く力・人間力」。
どのような局面にあっても、成長し、生き抜き、自分のキャリアを構築し続けることのできる力のこと。
仕事をうまくやるスキル(記事の中ではプロフェッショナルスキルと表現されている)と、このキャリアコンピタンシーの両方のバランスをとって、自分がどういうキャリアを歩んでいきたいかを考えることが重要と説いている。
「そんなこと、言われなくてもわかってるよ」という声が聞こえてきそうな気もする。
ただ、わかっていてもなかなか難しいのは、この「どのような局面にあっても」というところではないだろうか。
せっかく身につけたスキルも時代とともに陳腐化するわけだが、そういう事態に陥ったとしても、新たな生き抜く道を見つけ出す力が必要になってくる。
また、役職者であれば、部下の失態、組織の軋轢などで窮地に追い込まれる場面もあるだろう。そうした時にどういう振る舞いができるか。まさに、人間力が問われる場面ではないだろうか。
いわゆる、「ピンチ」「逆境」のときこそ、その人の真価が問われるわけだ。
ちょうど今週のガイアの夜明けでも「逆境」がテーマとなっていたので、参考までに紹介しておく。
再建を使命と捉え、なんとしてもやるんだ、という覚悟を垣間見た。
そして、損得を超越した何か(自分の人生をかける覚悟)がなければ到底成し得ない偉業だと感じた。
これはもはやキャリアという概念をも超越している気もした。
まさに、人生をかけた闘いと言ってもよいだろう。
そこまで人生をかけられるものに出会える人というのは、実は幸せ者なのかもしれない。