アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット
本書で紹介されているふりかえりの手法は以下の通りです。
- DPA(Design the Partnership Alliance)
- 希望と懸念
- 信号機
- ハピネスレーダー
- 感謝
- タイムライン
- チームストーリー
- Fun/Done/Learn
- 5つのなぜ
- アクションのフォローアップ
- KPT
- YWT
- 熱気球/帆船/スピードカー/ロケット
- Celebration Grid
- 小さなカイゼンアイデア
- Effort & Pain/Feasible & Useful
- ドット投票
- 質問の輪
- SMARTな目標
- +/Δ
前回はこのうちの前半10個のふりかえりの手法について書きました。
前回はこちらからどうぞ↓↓↓
今回は後半10個のふりかえり手法について、学んだことを書いていこうと思います。
(前回同様、手法の「概要・目的」に絞って、ざっくりどういうものかを紹介していきます)
では早速、順に見ていきましょう。
(色付きは個人的にやってみたい!と思った手法。それ以外に大意はありません)
11.KPT
- Keep(続けること)、Problem(問題・課題)、Try(試したいこと)の3つの質問を行うことで、チームのカイゼンのためのアイデアを出す手法。
- 定番のふりかえり手法ですが、感情が入りにくいのが難点。個人的にはあまり面白くない。
12.YWT
- Y(やったこと=どんな経験をしたのか)、W(わかったこと=経験から得られた学びや気づきは何か)、T(次にやること=アクションは何か)という順に質問をしていく手法。
13.熱気球/帆船/スピードカー/ロケット
14.Celebration Grid
- 学びや気づきを「祝い合う」手法。
- 縦軸を事象の成否(成功と失敗の2分類)、横軸を行動の振る舞い(ミス、実験、プラクティスの3分類)に区切る。付箋に書き出した内容を該当するセクションに貼っていく。
- ちょっと小難しそうだと感じた。
- 質より量で、とにかくたくさんの解決策を考えるための手法。
16.Effort & Pain/Feasible & Useful
- アイデアやアクションを分類するための手法。
- Effort(アクションの実行にかかる苦労や労力)とPain(どれくらい「痛み」を解消するか)の2軸で意見を分類する。Effortが小さく、Painが大きいアイデアを選択する。Painの変わりに、Gain(どれくらい利益を得られるか)を使ってもよい。
- Feasible(どれほど実現可能性が高いか)と、Useful(どれほど役に立つか)の2軸で分類する。FeasibleとUsefulが両方大きいアイデアを選択する。UsefulをBusiness Impactとすれば、事業アイデアの分類にも流用できる。
17.ドット投票
18.質問の輪
- チーム全員が納得できるアイデアやアクションを作り出すための手法。
- 「あなたは、私たちが次に取り組むべきことは何だと思いますか」という問いに繰り返し答えていくことで、チームの意見が取り込まれた具体的なアイデアやアクションを生み出していく。
- チームの関係性を高めることにも向いている。シンプルでわかりやすく、効果も期待できそうだと感じた。
19.SMARTな目標
- アイデアを具体化されたアクションに変える手法。SMARTは以下の頭文字を表す。
- Specific:明確な、具体的な
- Measurable:計測可能な
- Achievable:達成可能な
- Relevant:適切な、問題に関連のある
- Timely/Time-bounded:すぐにできる/期限の決まった
- アクションをSMARTにする、というのは慣れないと小難しそう。コツは、「なぜ」「誰が」「いつ」「どこで」「何を」「どのように」という5W1Hを使うこと。
20.+/Δ(プラス/デルタ)