今日は少し自分語りのメモを残しておこうと思います。
いま、私が所属している組織の抱える課題について、あれこれと思索を巡らしています。
先週、上長から「ちょっと相談事があるので、来週Meetingセットさせてほしい」と言われ、そのMeetingが今日でした。
詳しいことは書けませんが、相談事というのは「いっしょに組織課題の解決を手伝ってくれないか」というもの。
なかなか一筋縄ではいかない、重たいテーマです。
テーマ的には、組織変革にあたります。
組織変革と言えば、今月の日経新聞で「組織の課題と変革の方向性」というタイトルで埼玉大学の宇田川元一准教授の連載記事を読みました。
宇田川さんと言えば、あの「他者と働く」を書いた著者でもあります。
私も読書メモを8回に渡って書き残しました。
連載記事は昨日が最終回でした。(全8回の連載)
その最終回で書かれていた文章が、ちょうどいま私の組織が抱えている問題と重なっていて、興味深く読ませてもらいました。
全文ではないですが、少し引用させてもらいます。
企業変革を実践する上で、変革者を悩ませる問題は数多くあります。
特に難しいのが、新たな戦略や変革施策に対して、組織メンバーが自発性を持ってくれないという問題です。
自発性を生み出すために大切なことは、懇切丁寧にやるべきことを説明したり、やらないと恐ろしい問題が起きるなどと危機感をあおったりすることではない。
(中略)
説明するということの前提は、こちらがわかっていることを相手は何も考えていない、との思いです。
説明によってその前提を相手に伝えることになり、利害が絡む問題では反発を招きます。
また、危機感をあおると、その解釈を巡る対立構図が生まれがちです。
大事なのは、メンバーが自分も変革を行う一員だという、参加の感覚を生み出すことにあるはずです。
この最後の一文、つまり、一人一人に当事者意識をいかに持ってもらうか、自分事化してもらえるか、が重要ということです。
そして、この自分事化の連鎖を起こすための語りこそ、「ストーリーテリング」と言われるものにあたります。
他者からの共感を得るためには、具体的にイメージを伝えるストーリーテリングが有効、というわけです。
書くのは簡単ですが、実際やるのはそんなに簡単じゃないよ、って声が聞こえてきそうですよね。
ほんと、その通りだと思います。
実際、何をどう語ればいいのか、どうやってストーリーを言語化すればいいのか、途方にくれてしまいそうです。。
と、ここで終わってしまっては話が続かないので、一冊の本にヒントを求めようと思います。
この本によれば、「認知の4点セット」と言われる「意見」「経験」「感情」「価値観」を活用したリフレクションが、そのままストーリーテリングにも活用することができるそうです。
いったい、どうやって活用するのか。
続きはまた明日以降に書いてみたいと思います。
ps.
ちなみに、この「意見」「経験」「感情」「価値観」とリフレクション本については、こちらの記事にも書いています。