今年の地域企業協働に向けて、新製品・新サービスをいかに開発するか、を考えるヒントとして、Amazonが開発した「Working Backwards」について知りたくなり、本書を手に取りました。
アマゾンの最強の働き方──Working Backwards
Working Backwardsとは?
Perplexityに質問したところ、以下のような回答でした。
Amazonが開発した製品・サービス開発の手法で、以下のような特徴があります:
- 顧客視点からスタートする
製品やサービスの開発を、顧客のニーズや課題から始めます。「お客様からスタートし、さかのぼって考える」というのが基本的な考え方です。- 理想の未来から逆算する
完成した製品・サービスの理想的な姿を想像し、そこから逆算して必要な要素を考えていきます。- プレスリリースとFAQを作成する
開発の初期段階で、製品リリース時のプレスリリースと想定されるFAQを作成します。これにより、具体的な顧客体験をイメージします。- 顧客体験を徹底的に具体化する
プレスリリースやFAQの作成を通じて、サービス利用イメージを徹底的に具体化します。これにより、顧客に求められないものを作らないようにします。- アジャイルな開発プロセス
顧客ニーズに基づいて迅速に開発を進めるアジャイルな手法です。- 組織全体で活用
Amazonでは、新規事業やプロダクト開発だけでなく、意思決定の基盤としても広く活用されています。この手法により、顧客中心のイノベーションを生み出し、無駄な開発を避けることができます。多くの企業でも応用可能な普遍的なアプローチとして注目されています。
より詳しい内容は、Amazonの「中の人」が書いてるこちらの記事がわかりやすいと思いました。
顧客起点で考え、顧客体験を徹底的に詰める。
この一文に尽きると思いました。
あと面白いなぁと思ったのは、社内でパワポを廃止し、ワードを推奨。
あらゆる提案を6ページで収まるように書く文化がある。
そして、会議の冒頭20分は資料の黙読から始まる、などなど。
独特なコミュニケーション文化に触れてみたいと思いました。