以前に荒木さんのVoicyで紹介されていた本。(通称「くるる本」)
面白そうだなと思って図書館で借りて読んでみました。
著者の松尾さんは本の要約制作を850冊もやってる編集者であり、インタビュアーでもあります。
豊富な実務経験から紡ぎ出される言葉はいたってシンプルで、とても読みやすく、わかりやすかったです!
ポイントは「まとめる」力!
「読む・聞く」=インプット
「まとめる」=メモ(解釈)&整理
「言葉にする」=アウトプット
インプットとアウトプットをつなぐ「まとめる」というところが、この本で一番印象に残ったところです。
本書では「まとめる」ことについて、「メモする習慣」と「まとめる習慣」を別々の章として詳しく解説しています。
- 「メモする習慣」=インプットとアウトプットをつなげるスキル
- 「まとめる習慣」=「思考」と「情報」を整理するスキル
インプットからアウトプットに至るまでのスキルについては、これまでにも何冊か本を読んできました。
「インプット大全」「アウトプット大全」でも、それぞれメモや気づきについても触れられているので、くるる本と通底するところは同じだなと思いました。
「ゼロ秒思考」で言われている「感じたことを1分でメモする」という主張とも響き合うものがあります。
「リフレクション」では、感情や価値観に気づくことが大切であると言われていますが、それは良いメモを取ることにも通じていきます。
これまで点と点だったものが、「くるる本」のおかげで一本の線としてきれいに繋がった感があります。
文末に参考文献も掲載されているので、もっと探究してみたいという人にもおすすめできる本だと思いました。